- 「借金があって自分名義の携帯が持てない」
- 「高齢で店舗に行けず、契約手続きができない」
こうした通信の課題は、現代社会において「孤立」や「支援の断絶」に直結します。
今回は、生活困窮者や高齢者の支援を行う大阪府内の社会福祉協議会のご担当者様(以下、社協Aさん)に、アーラリンクの田中(以下、田中)がインタビュー。
「日常生活自立支援事業」の現場で起きていた携帯電話のトラブルと、それを「誰でもスマホ」がどう解決したのか、具体的なお話を伺いました。


支援が必要な方の「金銭管理」と「通信手段」の深い関係


誰でもスマホ
田中
本日はよろしくお願いします。
まずは、社協様でどのような支援を行っているか教えていただけますか?

社協Aさん
よろしくお願いします。
私たちは「日常生活自立支援事業」の一環として、主に精神障害や知的障害をお持ちの方、あるいは認知症が進行している高齢者の方などを対象に支援を行っています 。
判断能力に不安がある方が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、福祉サービスの利用手続きをお手伝いしたり、日常的な金銭管理をサポートしたりするのが主な役割です 。

誰でもスマホ
田中
「金銭管理」のサポートをする中で、携帯電話に関する相談も多いのでしょうか?

社協Aさん
非常に多いですね。
利用者層は20代から90代まで幅広いのですが、携帯電話に関する課題は、年齢層によって大きく異なりますが、どの世代でも深刻な問題になっていました 。
【若年層の課題】「キャリア決済」による破綻を防ぐ仕組みが必要だった


誰でもスマホ
田中
具体的に、若い世代の方たちはどのような問題を抱えていたのでしょうか?

社協Aさん
若年層の利用者で特に目立つのが、「キャリア決済」の使いすぎによるトラブルです。
スマホアプリによる支払いを無計画に利用してしまい、高額な請求が来て払えなくなる……というケースがあります。

誰でもスマホ
田中
確かに、キャリア決済は手軽な分、使いすぎてしまうリスクがありますね。

社協Aさん
そうなんです。
その結果、料金滞納で強制解約になり、いわゆる「携帯ブラック」状態になって、大手キャリアでの再契約ができなくなってしまいます 。
通信手段がないと、役所への連絡も直接窓口に行くしかありませんし、精神的な不安も増大します。
現代社会で携帯電話を持てないことは、社会参加を阻害する大きな要因になっていました。

誰でもスマホ
田中
そこで「誰でもスマホ」が役立ったわけですね。

社協Aさん
はい。
厚生労働省が、携帯電話の契約にお困りの方に向けて、携帯電話等サービスを提供している事業者の情報を取りまとめていますので、その情報を参考に、対象者へ情報提供しています。
キャリア決済機能がついていないことが、無計画な支出を物理的に防げるので、ご本人も金銭管理がしやすくなります。
料金も安価で固定されているので、生活費の計画が立てやすく、結果として生活状況が安定に向かう方が増えました 。

誰でもスマホ
田中
「使えない機能がある」ことが、逆にメリットになったと。

社協Aさん
その通りです。再び携帯電話を持てるようになったことで、友人や家族と連絡が取れるようになり、孤立を防ぐことにも繋がっています。
まさに生活再建のきっかけになっていますね 。
【高齢者の課題】「自分名義」の携帯電話が命を守る


誰でもスマホ
田中
一方で、高齢者の方にはどのような課題があったのでしょうか?

社協Aさん
高齢者の中には、過去の負債などが原因で自分名義の契約ができない方や、娘さんなど家族名義の携帯を借りている方が少なくありませんでした 。
また、足腰が悪くて店舗に行けず、契約手続きそのものができないというハードルもありました 。

誰でもスマホ
田中
自分名義の携帯がないと、どのような支障が出るのですか?

社協Aさん
福祉サービスの利用に深刻な影響が出ます。
例えば、デイサービスの送迎連絡がスムーズにいかなかったり、ケアマネージャーが安否確認をしようとしても連絡がつかなかったり…… 。

誰でもスマホ
田中
それは命に関わる問題ですね。

社協Aさん
ええ。
信用情報に関わらず契約できるので、高齢者の方が「自分名義」で携帯を持てるようになりました 。
これにより、私たち支援者やケアマネージャーとの連絡が円滑になり、見守り体制が劇的に強化されました。
ご家族にとっても大きな安心材料になっています 。
自分名義の携帯を持つことは、ご本人の自己肯定感や社会参加への意欲にも繋がっていると感じます 。
社協も納得の「4つの導入メリット」


誰でもスマホ
田中
多くの通信会社がある中で、なぜ「誰でもスマホ」がこれほどフィットしたのでしょうか?

社協Aさん
大きな理由は、サービス設計が私たちの支援ニーズと合致していた点です。特に助かっている点がいくつかあります。
- 契約のしやすさ
審査基準が簡素化されていて、他社で断られた方でもスムーズに契約できる点です。手続きも簡単なので、必要な時にすぐ利用開始できるのがありがたいですね 。
- 支援者への情報開示
これが一番のメリットかもしれません。ご本人の許可があれば、支援者が契約状況や支払い状況を確認できます 。大手さんでは「本人以外はダメ」と断られることが多いので、この透明性は適切な支援計画を立てる上で非常に役立っています 。
- 訪問先での契約手続き
店舗に行けない方のために、訪問先で契約手続きが完結できるのも大きいです 。タブレットを使って顔が見えるオンライン手続きができるので、利用者さんの理解度や信頼感も高まります 。
- ガラケーの選択肢
スマホの操作が難しい高齢者にとって、使い慣れたガラホを選べるのは「デジタルデバイド(情報格差)」を埋める大きな利点です 。

誰でもスマホ
田中
ありがとうございます。「審査なし」というだけでなく、支援者の方と連携できる仕組みがお役に立てているようで嬉しいです。

社協Aさん
本当に助かっています。
携帯電話は今やライフラインですから、経済的な負担を抑えつつ 、誰もが安心して使えるこのサービスは、今後も多くの利用者の生活再建を支えてくれると期待しています。
まとめ:利用者様の「生活再建」と「命」を守るために

今回の社会福祉協議会様へのインタビューを通じて、改めて確信しました。
現代において携帯電話は、単なる便利な道具ではなく、「人間らしい生活を送るための権利」そのものです。
しかし、支援の現場では「利用者様と連絡がつかない」「本人名義を持たせてあげられない」という壁が、その権利を阻んでしまうことがあります。
だからこそ、「誰でもスマホ」は単なる通信契約の提供ではなく、「生活再建のためのツール」であることにこだわります。
「キャリア決済なし」という安全な仕組みや「支援者への透明性」を通じて、利用者様が二度と失敗せず、安心して使い続けられる環境を作る。
それは、若者にとっては社会復帰への「パスポート」となり、高齢者にとっては命と尊厳を守る「命綱」となります。
私たちが目指すのは、通信の確保を通じて利用者様の自立を後押しし、日々奔走される支援者の皆様の負担を少しでも軽減することです。
通信確保に関する課題があれば、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
